コラム
本山納骨とは – 特徴と注意点
本山納骨の始まり
本山納骨は、日本で古来から行われている葬送方法の一つです。各仏教宗派の本山では宗祖・開祖を慕う信徒の納骨とともに、僧侶の社会救済行の一環として、経済的理由など事情がありお墓を建てられない方や、戦死者、旅の途中で行き倒れた方のための納骨(合祀)が行われており、それが本山納骨の始まりとされています。
特に西日本では、各宗派の本山に遺骨を分骨して納める習慣があり、「合祀型の永代供養墓」と同じような位置付けで、宗祖・開祖ゆかりの地の納骨堂・永代供養墓は多くの方に参拝されています。
本山納骨の特徴
宗派の本山という安心感
宗祖・開祖の眠る本山で供養をしてもらえるという安心感とともに、寺院の運営に対しても信頼がおけることが特徴の一つといえます。
宗旨・宗派が問われないことが多い
信徒であることが条件となる寺院もありますが、多くの本山納骨では、申込みがあればその意思を尊重して受け入れるため、故人の宗旨・宗派を問わない場合が多いことも特徴です。
納骨費用を抑えられる
本山納骨は、社会救済の一環であるという考えから、一般的なお墓よりも費用が抑えられている特徴もあります。寺院によって異なりますが、数万円から納骨でき、また年間管理料やお布施なども必要ないことが多いです。
注意点としては、合祀の場合、一度納骨してしまうと遺骨の返還はできませんので、あらかじめ家族・親族内で了承したうえで本山納骨を選択する必要があります。